2010-04-01から1ヶ月間の記事一覧

シンガポール通信ーいじめ

いじめ私の小中学時代の転校の多い経験を書いたら、読者の人に「いじめ」にあっただろうからその経験を書いてほしいとの依頼があった。そこで今日はその話を。いじめと言えば、皇太子夫妻の一人娘愛子様がいじめにあったというニュースがしばらく前に話題に…

シンガポール通信ー都をどりとチベットの村祭り2

この祭りでは、いくつか興味深いことに気付いた。1つは、祭りの主人公が女性・若者であり、長老達はそれを温かく見守っているという形をとっていることである。村の新しい生きる力を誇示すると共にこれを通して古い世代の文化を若い人達に伝承している様子…

シンガポール通信ー都をどりとチベットの村祭り

京都の「都をどり」を鑑賞しているときに、なぜか以前にチベットを訪れた際に、たまたま出会ったチベットの農村の村祭りの事を思い出した。このチベット訪問は、チベットの科学者兼宗教家と科学技術の未来ついて議論するためのワークショップに参加する事が…

シンガポール通信ー都をどり

先週末に久しぶりに日本に帰国したので、京都の都をどりを鑑賞して来た。京都には、春に舞妓さん・芸妓さんの踊りとして、都をどり、京おどり、北野おどり、鴨川をどりの4種類の踊りが4カ所の花街(祇園甲部、宮川町、上七軒、先斗町)に対応してある。い…

シンガポール通信ーラブレター2

とは言ってもそれは女性コンプレックスのうちの女性恐怖症の部分だったのだろう。相変わらず女性には持てないのだと言う「持てないコンプレックス」は残っていた。これは大学を出てからも続いたと言っていい。ところで、高校時代の話には後日談がある。私を…

シンガポール通信ーラブレター

再び昔話。今回は私の高校時代の思い出を。 私の父親は繊維関係の会社に勤めており、転勤の多い環境だった。弟二人はずっと両親と一緒に転校の多い生活をしていたが、私は長男という事もあって、落ち着いた生活の方が良いだろうという両親の配慮により、兵庫…

シンガポール通信ープラトンの「国家」と日本2

しかし、果たして哲人政治はうまく行くのだろうか。人心が乱れている場合には、強いリーダーシップを持った政治家の出現が強く望まれる。これはそれ以降の歴史が示すところである。たしかにローマの五賢帝時代のように、優れたリーダーがトップにいる時代は…

シンガポール通信ープラトンの「国家」と日本

プラトンの「国家」は、国の体制はいかにあるべきかを述べた本であるが、同時に国家を構成する一人一人の国民が人間としていかに生きるべきかという倫理・道徳も述べた本として有名である。「国家」の終わりに近い部分に、国の政治体制について論じた部分が…

シンガポール通信ーNUSキャンパス紹介

今日は日曜であるが、仕事もあるのでオフィスに出かけた。オフィスに向かいがてら、いくつか写真を撮ったので、今日はNUSのキャンパスの特に厚生施設関係を紹介したい。まず、Kent Valeにある大学の家族寮(日本的な感覚ではマンション)を出てすぐ目につく…

シンガポール通信ーネット時代の新聞2

これらのニュース配信状況は、それぞれの新聞社のニュースのネット配信に対する姿勢を(現地派遣記者の取り組み方も含めて)反映しているようで、興味深い。もう1つ興味深いのは、このネット検索結果に朝日新聞と日経の記事が含まれていない事である。例え…

シンガポール通信ーネット時代の新聞

ネット時代に合わせるため、各新聞社が急速にネットによる新聞記事配信に力を入れ始めている。例えば日本経済新聞(日経)は、従来ネット用に簡単なニュース配信を行っていたが、 日経のほぼすべての記事なとを配信すると共に独自の記事の配信も行う、日本経…

シンガポール通信ーソウルの印象2

26日は、午前中は知り合いのソウルの大学の先生に呼ばれて大学で講演をし、午後はソウル市内の観光をする予定であった。しかし2日間の缶詰で疲れていた事もあり、ホテル周辺の観光にとどめる事とした。ホテルはCOEXというコンベンションセンターの側にある…

シンガポール通信ーソウルの印象

先月、ボストンで開かれたバーチャルリアリティ国際会議に3月20日〜21日と参加した後(この会議の話しはまた別途報告したい)、3月24日〜26日と韓国ソウルを訪問したので、その印象などを報告したい。今回の訪問は、ある大規模な展示会の契約業者の選定の評…

シンガポール通信ーイノベーションとタイミング2

前回のブログは、なんだか任天堂の悪口のようになってしまったが、私の本意ではないので、次に任天堂の先進性について少し述べておこう。 任天堂はアップル同様に、コンセプト重視、技術重視の会社である。新しいコンセプトの製品・サービスの開発に力を入れ…

シンガポール通信ーイノベーションとタイミング

新しい製品やサービスが人々に受け入れられるためには、製品・サービスとしての革新性や技術の革新性と同時に、それが人々に受け入れられるだけの土壌が育っている事が必要である事を書いた。つまり製品・サービスとして革新的であっても、同時にタイミング…

シンガポール通信ー日本の政治状況

メル友の一人で小学校時代の友人から、最近の日本の政治状況を憂えるメールをもらった。返事をしておいたが、ついでに公開するのも良いかと思うので、少し編集して、最近の日本の政治状況に関する私の意見を以下に記したい。友人の日本の最近の政治状況に関…

シンガポール通信ーアップルの復興

iPoneがなぜアップルに開発できて、日本の携帯電話メーカーに出来なかったのだろう。と考えるとそれは結局、アップルが持つこれまでの経験とさらには失敗の歴史があるからだと答えざるを得ないことになる。アップルはかっては技術至上主義の会社であった。と…

シンガポール通信ーiPadのイノベーション

アップルのiPadが米国で発売になったということで、米国では大変な騒ぎのようである。ネット上でも記事があふれているし、今朝のシンガポールのテレビChannel News Asiaでも大きく取り上げていた。日本からわざわざ米国に取材に行ったり買いに行ったりしてい…

シンガポール通信ー私の著書の感想3

『まだ読み終わっていませんので、きちんとしたことはいえませんが、アートとテクノロジーということや、コミュニケーション、エンターテインメントについての視野を広げる内容と思いました。』私は音声処理や通信の分野の技術者なので、本来はエンタテイン…

シンガポール通信ー私の著書の感想2

『(上梓した本について)何故TV会議が普及しなかったのか?の文中 正に著述通りで、マンツーマンでなければ人間意思疎通が出来ない。声の響きや表情の変化などノンバーバルな部分を意識したコミニューケョンは言葉だけでは伝わらない事を相手に伝える重要…