2012-02-01から1ヶ月間の記事一覧

シンガポール通信ー武田隆「ソーシャルメディア進化論」

ツイッタ—やフェースブックなどのソーシアルメディアもしくはソーシアルネットワーク(SN、以下まとめてSNと表記する事にする)は、今後どのように発展して行くのだろうか。これは現在多くの人が持つ疑問だろう。全世界で8億人以上のユーザを持つといわれる…

シンガポール通信ーJST理事長のシンガポール訪問

先週、日本のJST(Japan Science and Technology Agency:科学技術振興機構)の理事長がシンガポールを訪問され、研究機関に所属する日本人研究者/マネージャーとの懇談会が行われた。JSTは、日本の大学における研究を中心として企業における基礎研究などに…

シンガポール通信ー「僕はビートルズ」から見たネット時代の光と陰

コミック誌「モーニング」に掲載されて来た「僕はビートルズ」が終了したが、そのストーリーの終了の仕方が少し唐突であることを前回述べた。私の勘ぐるところによると、ビートルズのファンからの苦情が、編集部もしくはかわぐちかいじ氏に殺到したのではあ…

シンガポール通信ーかわぐちかいじ「僕はビートルズ」3

前回まで書いて来た事をまとめてみると、どうしてこの作品の結末が腑に落ちないことを私が(そして多くの読者も同様にと私は思うが)感じるかという事が明らかになる。つまりこういうことではあるまいか。ビートルズの大ファンである4人組が、ビートルズが…

シンガポール通信ーかわぐちかいじ「僕はビートルズ」2

ビートルズが大好きな4人組バンド「ファブフォー」が、ビートルズがデビューする直前の日本にタイムスリップし、ビートルズの曲を演奏する事により大人気を博し、英国進出を決意するところまで前回紹介した。ところがそこからストーリーは急展開を見せる。…

シンガポール通信ーかわぐちかいじ「僕はビートルズ」

モーニング誌に連載されて来た、かわぐちかいじ氏(原作は藤井哲夫氏)による「僕はビートルズ」が終了した。連載第91回での終結である。予想以上に早い終結で、ちょっとがっかりである。ストーリーは、SFではいわゆるタイムスリップものと言われるジャン…

シンガポール通信ー佐藤尚之「明日のコミュニケーション」

前回は「明日のメディア」という本を紹介したので、今回は「明日のコミュニケーション」を読んだ感想を書きたい。「明日のメディア」もそうだし「明日のコミュニケーション」もそうだけれども、メディア・コミュニケーションに大変関心を持っている私として…

シンガポール通信ー志村一隆「明日のメディア」

前にも書いたけれども、現在、メディア・コミュニケーションに関する動向を書いた本を順に読んでいるところである。これらに関する私なりの考え方をまとめて本にしたいと考えており、そのためには他の人々がメディアやコミュニケーションに関してどのような…

シンガポール通信ー小林啓倫「災害とソーシャルメディア」2

東北大震災の時に、公民館で孤立している施設の園長が出したメールが、息子を通してツイッターに流れ何度もリツイートされて猪瀬東京都副知事に届き、その結果消防庁のヘリが現地に飛んで救助されたというこの本の内容に関して、前回コメントした。この内容…

シンガポール通信ー小林啓倫「災害とソーシャルメディア」

現在、メディアやコミュニケーションに関する本をまとめて読んでいる。これらに関して現在考えていることをまとめて本に出来たらというのがその動機である。メディアやコミュニケーションに関して論じるとき、ツイッターやフェースブックなどのいわゆるソー…