2013-11-01から1ヶ月間の記事一覧

シンガポール通信―和食とクールジャパン

昨日シンガポールのTVニュース番組Channel NewsAsiaを見ていたら、日本政府がクールジャパンの海外への売り込みの一つとして和食を対象とし、東京で各国の要人を招いて日本各地の名物料理を味わってもらうイベントを開催したという報道があった。最近日本の…

シンガポール通信ー中国の防空識別圏問題

中国が東シナ海に防空識別圏を設定した事が大きなニュースになり、日本や米国で大きな懸念を引き起こしている。防空識別圏というのは、国が防空上の理由から領空を含めたより広い範囲を示す名称である。防空識別圏内を飛行する際には、飛行計画を事前に航空…

シンガポール通信ーシンガポールの若手映画監督が台湾アカデミー賞を受賞

11月17日のブログで「日常感じるシンガポールの後進性」と題して、時にシンガポールが遅れているなと感じるいくつかの事例をあげた。いくつかのコメントも頂き大変参考になったが、またこの週末に同じようにシンガポールのある意味での後進性を感じさせ…

シンガポール通信ー関西学院高等部の学生さんが来所

先週関西学院高等部の学生さん3名が、引率の宮寺良平先生に連れられて、私の勤務しているインタラクティブディジタルメディア研究所CUTEセンターに来所された。私は関西学院大学に6年間勤務していたので、関西学院高等部の学生さんたちはいわば私の後輩で…

シンガポール通信ー日経ビジネス「会社の寿命」2

日経ビジネスが会社の旬の時期を知るのに、前回の特集の時に用いた売上高および総資産額ではなくて時価総額を用いたというのは、正しい選択であると思う。売上高や総資産額などから見た、規模だけは大きいが過去の遺産を食いつぶしながら生きながらえている…

シンガポール通信ー日経ビジネス「会社の寿命」

日経ビジネスが11月4日号で、「会社の寿命」という特集を組んでいる。このタイトルを見ると、かって同じ日経ビジネスが提唱し話題になった「会社の寿命30年説」を思い出させる。当然のことながらこの特集は、会社の寿命30年説を現在において見直した…

シンガポール通信ー日常感じるシンガポールの後進国性

シンガポールは、インフラの整備や人々の生活水準などの面では欧米の先進国や日本に引けを取らない、いやむしろ部分的にはそれを凌駕するレベルに達している国である。しかしながら実際には、独立以来まだ50年になっていない新しい国である。その意味で、…

シンガポール通信ー日経ビジネス「世界のトップ大学」5

さて最後に、「すべての大学が世界大学ランキングで上位を狙う必要があるだろうか」という疑問を考えてみよう。というのもこの特集を読む限り、国内の全ての大学が世界大学ランキングの順位をあげ、世界レベルで戦える大学になるべきだという論調のように読…

シンガポール通信—日経ビジネス「世界のトップ大学」4

それでは次に、教育の面ではどうだろうか。先に書いたように、教育の数値的な評価の面で重要なのは、教員一人当たりの学生数である。この点日本のマンモス私大は、大変不利な状況にあると言えるだろう。その意味で、早稲田大学が学生の数を減らし教員の数を…

シンガポール通信ー日経ビジネス「世界のトップ大学」3

世界大学ランキングの評価基準の2番目は教育である。ここでは、学生数や教員数つまり大学のサイズが1つの指標となるが、それ以上に重要なのは教員1人当たりの学生数である。これが小さいほど評価が高くなる訳で、この点で日本のマンモス私大は大きなハン…

シンガポール通信ー日経ビジネス「世界のトップ大学」2

昨日に引き続き日経ビジネスの特集記事「世界のトップ大学:東大は生き残れるか」について考えてみよう。記事の7番目の「目指せ、世界基準」は、日本の各地の大学が世界の大学と伍して行くためにそれぞれが行っている独自の取り組みを記述している。読んで…

シンガポール通信ー日経ビジネス「世界のトップ大学」1

日経ビジネス10月14日号が、「世界のトップ大学—東大は生き残れるか」という特集を組んでいる。最近世界の大学に順位付けを行う「世界大学ランキング」がしばしば話題になるが、この特集記事も世界大学ランキングにおける日本の大学の位置付けを論じたも…

シンガポール通信ーシンガポールビエンナーレ2013(2)

昨日に引き続きシンガポールビエンナーレの作品をいくつか紹介しよう。具象的な作品が多いとはいえ、もちろん中には抽象的な作品もあり、一見何を表現したいのかわからなくて説明を見て始めて納得できる作品もある。 これはフィリピンのアーティストの作品。…