2012-10-01から1ヶ月間の記事一覧

シンガポール通信ー紹興市の観光

紹興市で行われた国際会議の最後の半日を利用して、紹興市内および近郊の観光を行った。紹興は作家「魯迅」が生まれた街としてよく知られているため、当初は魯迅の生家に行こうという意見が多かった。しかしながら、同行した北京大学の教授が、紹興は歴史的…

シンガポール通信ー中国紹興での国際会議

杭州での国際会議に引き続き、近くの街である紹興市の紹興工科大学で行われた会議であるディジタルミュージアム国際会議に出席した。これは、杭州での国際会議に付随する会議として開催されたもので、1日の会議である。紹興市は名前からわかるように、紹興…

シンガポール通信ー中国杭州での国際会議2

さて国際会議であるが、これは「文化とコンピュータ国際会議」というタイトルの国際会議である。文化をいかにしてコンピュータで扱うかを議論するもので、京大の石田先生・土佐先生などが中心となって2年前に設立された。1、2回目は京都大学で行われたが、…

シンガポール通信ー中国杭州での国際会議

今週は、中国杭州で行われる国際会議に出席のため、杭州市に滞在している。「日中間の関係が悪化している時に中国に行って大丈夫か取りやめた方がいいのでは」という助言を何人かの人に頂いたが、強行した次第である。強行した1つの理由としては、この国際…

シンガポール通信ー岩波文庫「古事記」

先週は、現在NUSと共同研究の可能性に関して検討を行っている日本企業の方が数名来訪されたので、数日間缶詰で共同研究の可能性・テーマなどを議論していた。一段落してほっとしたので、先週の週末久しぶりに岩波文庫の「古事記」を取り出して再読した。「古…

シンガポール通信ー安倍自民党総裁の靖国神社参拝

山中京大教授のノーベル賞受賞が、シンガポールでは全くテレビも含めて話題にならなかったことを述べた。その後何人かの人に聞いてみたが、テロップでニュースが流れたのを見たという人がいた以外はいずれも、全くそのニュースは聞かなかったという回答であ…

シンガポール通信ー原子力発電は可か不可か:シンガポールからの視点

現在日本では、東日本大震災に伴って福島原発からの放射能の漏れが近隣地域を汚染した事に端を発し、原子力発電を廃止すべきか継続するべきかに対して、賛否両論の多くの議論が行われている。その事は後で議論するとして、昨日テレビChannel News Asiaのニュ…

シンガポール通信ーニュース「iPS移植は虚偽」に思う3

前回は、森口氏の「iPS細胞移植成功」との主張に対するマスコミの追及の甘さを指摘した。しかしこの辺りで我と我が身を振り返る必要がある。今回の森口氏のiPS細胞移植成功というニュース、そしてそれに続いてその発表は虚偽だったというニュースが、今日も…

シンガポール通信ーニュース「iPS移植は虚偽」に思う2

今回の件に関しては、どうしても最初にマスコミのニュースの追いかけ方のまずさを追求せざるを得ない。今回の件を、何かの事件が起こって被疑者がいる場合、その被疑者が犯人であるか否かを警察が決めるプロセスと比較してみるといい。事件が起こり被疑者が…

シンガポール通信ーニュース「iPS移植は虚偽」に思う

昨日・今日と、iPS移植は虚偽だったというニュースが新聞やネット上を賑わしている。これも、いろいろと考えさせられる事の多いニュースである。事は、東京病院特任研究員(同時に本人はハーバード大客員講師も勤めていると名乗っている)の森口尚史氏が、ヒ…

シンガポール通信ー山中氏のノーベル賞受賞に思う

前回の続きであるが、ここからは山中伸弥教授の業績とは直接関係ない話なので、まずはその点をお断りしておく。前回も書いたけれども、今回の山中教授のノーベル賞受賞のニュース報道に関して、ある種の違和感を感じたのは私だけだろうか。それは、従来型の…

シンガポール通信ー京大山中教授ノーベル賞受賞

京大iPS細胞研究所長の山中伸弥教授が、2012年のノーベル医学生理学賞を受賞される事になった。大変おめでたい事であり、まずはお祝いを申し上げたい。今回の山中教授のノーベル賞受賞に対しては、いくつか感じた事があるので思いつくままに書いてみ…

シンガポール通信ー大学のワールドランキング

毎年タイムズ誌が発表している世界の大学の上位400校のランキングが、今年も発表になった。このタイムズ誌は、英国の新聞タイムズが発刊している教育専門雑誌であり、数多く発表される世界大学ランキングの中で信頼度が高いと評されているものである。こ…

シンガポール通信ーエンタテインメント技術委員会

今回のブレーメンでのイベントとして、前回紹介した国際会議以外に、この国際会議のスポンサーであるエンタテインメント技術に関する技術会議(Technical Committee、略してTC)の定例会議が行われた。この技術会議を説明するには、まずその母体であるIFIP (…

シンガポール通信ーエンタテインメント技術の国際会議出席

今回のブレーメン訪問は2つ目的があった。1つは、エンタテインメント技術に関する国際会議であるICEC2012 (International Conference on Entertainment Computing)に参加することである。もう1つは、この会議のスポンサーであるIFP技術会議の定例会議に出…

シンガポール通信ー再びブレーメンへ

先週9月25日から31日までドイツ、ブレーメンを訪問した。エンタテインメント技術に関する国際会議であるICEC2012 (International Conference on Entertainment Computing)に参加するためである。この会議の準備のためのミーティングを行うため、6月の…