2014-02-01から1ヶ月間の記事一覧

シンガポール通信−和辻哲郎「鎖国」

私は和辻哲郎のファンというわけではないが、本棚を見渡してみると、和辻哲郎の本が結構並んでいるのに気付いた。もっともいずれも岩波文庫であるが、本棚には「古寺巡礼」「風土」「孔子」「日本精神史研究」「倫理学」「人間の学としての倫理学」が並んで…

シンガポール通信−「アジア化する世界」4

従来の西欧的民主主義国家と異なる形態が行なわれている国としてタイとシンガポールをあげたが、アジアの国家のあり方を考える時、当然中国を入れないわけにはいかないだろう。中国は政治的には共産主義国家である。しかし経済的には資本主義を取り入れてい…

シンガポール通信−「アジア化する世界」3

前回、タイにおける反政府派による選挙妨害活動について触れた。民主主義(ここでは議会制民主主義)の基本原則は、自由選挙とそれによって選ばれた議員による自由討論と多数決による決定である。選挙の妨害活動というのは、この民主主義の基本原則である自…

シンガポール通信−「アジア化する世界」2

世界の人々のコミュニケーション行為が似通って来ているという事については、以下の事実がそれをはっきりと証明しているだろう。電車やバスを待っている人や電車やバスに乗っている人の多くが、いやもっと言うと最近は大半の人がスマートフォンを眺めている…

シンガポール通信−「アジア化する世界」

現在、「アジア化する世界」というタイトルの本の出版の準備を進めている。順調に進めば3月末には出版の予定である。工学系の専門書ではなくて、一般の人たちを読者として想定した一般書である。2010年の2月に「テクノロジーが変える、コミュニケーシ…

シンガポール通信ーまたまたプロジェクションマッピングの話題

プロジェクションマッピングンの話題は打ち止めと考えていたが、またまた新しい話題が出て来た。今度はシンガポールではなく日本である。今回シンガポールで一緒にプロジェクションマッピングの仕事をし、プロジェクション部分を担当したのは、現地のヘキサ…

シンガポール通信−プロジェクションマッピング後記2

最後に、他の人のブログやFlickrでアップされている画像のうち代表的なものをあげておこう。我々の側でとった画像より良くとれているものが多いのは驚きである。

シンガポール通信ープロジェクションマッピング後記

プロジェクションマッピングのイベントが終わって2週間以上経つが、このところしばらくブログの更新をしていなかった事に気付いた。言い訳じみているが、イベントの準備や実行でエネルギーを使い果たした事や、このイベントが経産省のクールジャパンの助成…