2012-04-01から1ヶ月間の記事一覧

シンガポール通信ーマカオにて

広東州珠海市で行われた国際会議に続いてマカオのマカオ大学に招待されたため、マカオに移動した。移動日も含めて杭州に2日、珠海に2日、マカオには1日と大変詰め込んだスケジュールの訪問と滞在である。マカオ大学に招待してくれたのは、CGの研究で有名…

シンガポール通信ー珠海での国際会議

杭州でのワークショップに続いて、広東州珠海市で行われた国際会議に参加した。珠海市はギャンブルで有名なマカオに隣接した市であり、人口は約150万人。中国では地方都市であるが、経済特区に指定されており経済発展が市の重要課題である。住んでいる人…

シンガポール通信ー杭州の観光

杭州師範大学での国際ワークショップの後、すぐに次の訪問地である広東省珠海市へ移動しなければならなかったのであるが、合間を見つけて杭州市内の観光を行った。杭州は風光明媚な西湖がある事で有名で、大半の観光客は観光というと西湖を訪れる。ただその…

シンガポール通信ー杭州でのワークショップ

今回の旅行の最初の目的は、杭州(Hangzhou)において長年の知り合いのProf. Zhigeng Panが主催する国際ワークショップに出席することである。Pan先生は杭州市内のZhejiang大学に長年在席した後、最近同じ杭州市内の杭州師範大学(Hangzhou Normal Universit…

シンガポール通信ーチャンギ空港ターミナルにて

今日から一週間中国に出張である。いくつかの大学や会議などに招待されているためである。このところ日本との往復が多かったので、日本以外の国への出張は久しぶりである。久しぶりと言えば、日本への出張はシンガポール航空を使っていたので、ほとんどがチ…

シンガポール通信ーメディアの歴史と西洋のアジア化

メディアの歴史と東洋文化の関係を考える時、忘れてはならないのは現在起こっている事を東洋文化の立場からどう考えるかということである。マクルーハンは「グーテンベルグの銀河系」で、印刷術の発明が西洋の人々の考え方に大きな影響を与えた事を種々の文…

シンガポール通信ーメディアの歴史と東洋文化の関係

メディアの歴史と現在おこっていることを東洋文化との関係から見てみると、マクルーハンの見方と関連しつつも、それとは異なった視点が現れて来て興味深い。今回はこのことについて少し考えてみよう。まず、漢字という表意文字が代表的な文字として用いられ…

シンガポール通信ーマクルーハン「グーテンベルグの銀河系」なぜ東洋文化への言及がないのだろうか

さてマクルーハンの「メディア論」と「グーテンベルグの銀河系」について何度か論じて来たので、一旦この辺りで打ち止めにしたいと思っているが、最後に「グーテンベルグの銀河系」で彼が論じている印刷術の発明の重要性とアジアと西洋の関係について、すこ…

シンガポール通信ーマクルーハン「グーテンベルグの銀河系」2

さて前回マクルーハンの「グーテンベルグの銀河系」を読んだ感想として、今私達が行わなければならないのは、彼のメディア論を再び現在という時点において見直したり再評価することではなかろうかと書いた。現在メディアを巡る状況は急速に変わっているよう…

シンガポール通信ーマクルーハン「グーテンベルグの銀河系」

シンガポールは金曜が休日で3連休だったので、この連休を利用してマクルーハンの「グーテンベルグの銀河系」を一気に読み終えた。結論から言うと、私にとっては大変興味深い内容であった。「グーテンベルグの銀河系」でマクルーハンは、グーテンベルグによ…

シンガポール通信ーマクルーハンの理論は古いのだろうか3

マクルーハンの「メディア論」がなかなか面白かったので、現在「グーテンベルグの銀河系」を読み始めたところである。これも大変面白い。読み終わったら感想を書こうと思うが、マクルーハンも何回か論じて来たので、一度この辺りで切り上げておこう。そこで…

シンガポール通信ー草間彌生個展

先週1週間帰国していたので、その間を利用して大阪の国立国際美術館で行われている草間彌生の個展を鑑賞して来た。草間彌生は1929年生まれであるから、すでに80歳を越えている。水玉模様を繰り返し描く作風で有名である。1957年から1973年ま…