2010-07-01から1ヶ月間の記事一覧

シンガポール通信ーインセプション

レオナルド・ディカプリオ主演、渡辺謙助演のSF映画インセプションを最近見たので、その報告。(ストーリーが説明してあるので、これから映画を見ようという人は、鑑賞した後に読んでもらった方がいいかもしれない.)ストーリーの骨格自身は極めて単純であ…

シンガポール通信ーシンガポールの和食店

ついでに、シンガポールのレストランで私がよく行くレストランをいくつか紹介しておこう。レストランと言ってもすべて和食レストランである。このブログでも何度か書いたけれども、最近は家で食事を作る際も外で食事する場合もほとんど和食である。最初の頃…

シンガポール通信ー先斗町

先日帰国した際に久しぶりに京都先斗町を散策した。先斗町は木屋町通と鴨川にはさまれた狭い通りで、多くの飲み屋、料理屋が軒を接するように建っている。先斗町の「ぽんと」という発音は日本では聞き慣れない発音であるが、一説によるとポルトガル語で先の…

シンガポール通信ー祇園祭

先週末、祇園祭を楽しむため短期間であるが帰国した。海外からの観光客じゃあるまいし、わざわざ祇園祭を見るために帰国するというのは酔狂かも知れないが、他にもいくつかミーティングがある事もあって帰国した訳である。 普段は閑散としている地下鉄烏丸御…

シンガポール通信ー東洋思想と西洋思想3

いろいろと勝手な事を述べていると、一体何が言いたいのかわからなくなってくる危険性もあるので、このあたりで無理やりに結論に持って行こう。つまりこういうことではないだろうか。西洋二元論とは、物事を二つの要素にわけてそれぞれが相対する(もしくは…

シンガポール通信ー東洋思想と西洋思想2

西洋における二元論的考え方に対して、東洋では基本的には二元論的考え方をしてこなかったのではないだろうか。「陰陽思想」のような二元論的考え方があるにせよ、それは陰と陽を相対立するものとしてみるのではなく、それらの調和が重要である事が常に意識…

シンガポール通信ー東洋思想と西洋思想

「東洋思想でグローバルとコミュニケーションしていこうと意気込んでいるものですが、西洋思想と東洋思想をブリッジするものは、何でしょうか?」というコメントを頂いた。さてどう答えたものだろう。私は基本的には技術者で、思想や哲学に関しては全くの素…

シンガポール通信ー参院選

参院選が民主党の惨敗という形で決着した。今日のマスコミはもとよりTwitterやFacebookはこの話題で持ち切りだろう。普段はあまり日本のニュースを流さないChannel News Asiaも、さすがに昨晩と今朝はトップニュースは日本の参院選の結果であり、この結果が…

シンガポール通信ー自意識について

このところ少し哲学づいており、少々小難しい話題が続くがお許し願いたい。今日は少し意識について考えてみよう。意識とは何か、どのようにして生まれるのかというのは、西欧の哲学の長い間の論争の種であり,現在もそうであり続けている。さらに現在は、計…

シンガポール通信ーシンガポールと蘇州市の経済協力

昨日(7月8日)、シンガポールと中国蘇州市の経済協力関係樹立に関するセレモニーに出席して来たので、その報告。シンガポールはこれまでも蘇州(Suzhou)と種々の経済協力関係を持って来たが、蘇州が企業や大学の集積したインダストリアルパークの拡大に今…

シンガポール通信ーリャンコート(Lian Court)にて

重い話題を続けてしまったので、今日は軽い話題を。週末は食料品に買い出しにシンガポール市内に出かけるのが習慣になってしまった。近所のスーパーでもある程度の日本食材はそろうが、やはり納豆や梅干しなどの食材は日本食材を専門に扱っているスーパーで…

シンガポール通信ー週末カントを読む3:神の存在証明

さてカントの実践理性批判を読んでいて面白いと思ったのは、神の概念の取り扱い、特に神の存在証明を行っている事である。神不在の現在に生きる私たちは、よほど信仰深い人を除いて、「神は存在するか」と聞かれても答えに窮するだろう。そのような事は考え…

シンガポール通信ー週末カントを読む2:自由意志

先週からカントの「実践理性批判」を読み始めたが、さすがに難しい。週末の昼間読んでいると眠気をもようして来て昼寝になってしまうのだが、とりあえず私の理解した範囲でいくつか感じた事を記しておこう。カントは理性を純粋理性と実践理性に分け、そのそ…

シンガポール通信ーコミュニケーションの国際会議におけるパネル

ロボカップとほぼ同時期にシンガポールでコミュニケーションに関する国際会議(ICA)が開かれ、その会議に併設されたパネルディスカッションに参加して来たのでその報告。ICA自身は1000人以上が参加する大きな会議であるが、その1つのイベントとしてパネル…

シンガポール通信ー今後の日本と中国との関係

私の友人がそのまた友人から最近以下のようなメールをもらったと知らせてくれた。(ちなみにその友人の友人は現在中国に住んでいる。)「日本は危ういというよりもう終わっているのではないか。『大国の興亡』では、一つの国が勃興して敗れ衰退していった場…