2014-09-01から1ヶ月間の記事一覧

シンガポール通信−土井たか子氏の死去に思う

土井たか子氏が9月20日に死去された。1928年生まれであるから85歳である。死因は肺炎とのことであるが、高齢の方の多くが肺炎という形で死去されるのを見ていると、老衰の結果風邪などのちょっとした病気から肺炎になりやすく、その結果死に至ると…

シンガポール通信−御嶽山噴火における「心肺停止状態」という表現は正しいのか

御嶽山が突然噴火したというニュースが飛び込んで来た。以下Wikipediaなどからの情報であるが、御嶽山とは何かをまとめておこう。御嶽山は長野県と岐阜県の県境に位置する標高3067mの火山である。かっては死火山もしくは休火山と考えられていたが、19…

シンガポール通信−金子常規「兵器と戦術の日本史」:まえおき

最近、歴史それも世界史に大変興味をもつようになった。それはイアン・モリス著「人類5万年 文明の興亡」などの本を読んでからである。特にイアン・モリスのこの本は、副題として「なぜ西洋が世界を支配しているか」という刺激的なタイトルが付いているため…

シンガポール通信−F1の将来 3

さてそれではなぜF1(およびその他のモータースポーツの多く)が自動運転に適しているかを考えてみよう。それには幾つかの理由がある。まず1つは、レースの行われるサーキットが決まっており、その情報を事前に自動運転車のコンピュータに登録しておき、そ…

シンガポール通信−F1の将来:2

もう一つF1の将来に関して私が興味深く思っているのは、いつの時点で人間のレーサーによって運転されるレーシングカーと自動運転によるレーシングカーの競争が見られるだろうということである。いやもっというと、どの時点で自動運転によるレーシングカーが…

シンガポール通信−F1の将来

シンガポールF1を観戦していて、ふとF1の将来はどうなるのだろうという考えが頭をよぎった。もちろんF1のファンであれば、眼前で繰り広げられているレースの観戦に夢中で、このような考えが浮かぶこともないだろう。しかし格別F1のファンでもない私だか…

シンガポール通信−シンガポールF1

シンガポールF1が9月19日〜21日の間行われている。そのうち20日の予選を観戦して来た。シンガポールF1は2008年から行われており、世界唯一の夜間に行われるレースとしてよく知られている。F1の開催期間中はシンガポール観光もかねて日本からの観…

シンガポール通信−ソニーのヘッドマウントディスプレイ

幕張メッセで開催中のゲーム展示会「東京ゲームショウ」で、ソニーがプレイステーション用のヘッドマウントディスプレイ「プロジェクト・モーフィアス」を発表したというニュースが出ている。ソニーは以前から、ゲームをしたりテレビを視聴する場合に臨場感…

シンガポール通信−iPhone6とApple Watchは革新的かそれとも魅力的か?

アップルのiPhone 6が9月9日に発表になった。機能に関しては特段新しいものはない。前回のiPhone 5の際は、指紋認証が新しい技術の目玉として搭載されていたが、今回はそれに類するような新技術は搭載されてはいない。いってみれば、iPhone 6はiPhone 5に…

シンガポール通信−朝日新聞の誤報はなぜ生じたか? 3

朝日新聞において慰安婦強制連行の記事が作成され新聞上で発表され、それが世の中に受け入れられて行った過程を振り返って見ると、STAP細胞の報道の場合と極めて良く似ていることに驚かされる。朝日新聞の慰安婦強制連行の記事は、よく知られているように元…

シンガポール通信−朝日新聞の誤報はなぜ生じたか? 2

朝日新聞の慰安婦強制連行記事の取り消しと社長の謝罪と同時に、朝日新聞はもう一つ記事の取り消しとそれに伴う社長の謝罪を行っている。それは東北大震災に伴う福島の原発の事故直後の状況について、福島第一原子力発電所の吉田昌郎所長が事故後の調査に応…

シンガポール通信−朝日新聞の誤報はなぜ生じたか?

朝日新聞がこれまで報道して来た記事内容の幾つかに誤報があったとして、その取り消しや謝罪を行ったことが話題になっている。朝日新聞はそこに掲載された記事に対しては、これまで高い信頼性を誇ってきた。またそのコラムである「天声人語」は、日本を代表…

シンガポール通信−「iPS世界初の移植成功」は快挙か?

今朝の新聞に、理化学研究所がiPS細胞の移植に成功したとの記事が載っている。より具体的には、目の難病患者を対象として、患者の皮膚からiPS細胞を使って網膜細胞に育て移植手術を行い、成功したというニュースである。iPS細胞の作成は理研の高橋政代プロジ…

シンガポール通信- Ikkan Art Galleryでの展示2

さていよいよ土佐尚子の新作のビデオアートの展示の初日のオープニングパーティの日である。ギャラリーは港湾地域の倉庫の一部を改造したものである。同様のギャラリーが幾つも集まっている地域にあるとはいえ、交通の便が必ずしも良くないので、どの程度の…

シンガポール通信−Ikkan Art Galleryでの展示

私のパートナーの土佐尚子のビデオアートの新作の個展が、9月5日より2ヶ月間シンガポールのIkkan Art Galleryで行われる事になった。昨年同じくシンガポールのArtScience Museumで行われた彼女の「サウンドオブ生け花(Sound of Ikebana)」というビデオ…

シンガポール通信−8月はあわただしく終ってしまった

久しぶりにブログを書こうとして読み返してみると、8月はほとんどブログを書かずに終ってしまった事に気がついた。このブログでも書いたが東京に会社を立ち上げ、南青山に小さなオフィスを開設したのに随分と時間を取られたためである。ビジネスパートナー…