2016-04-01から1ヶ月間の記事一覧

シンガポール通信-ウィリアム・H・マクニール、ジョン・R・マクニール「世界史」:2

ウィリアム・H・マクニールとジョン・R・マクニールは、親子でともに歴史学者である。ウィリアム・H・マクニールは1917年生まれでシカゴ大学名誉教授。このブログでも紹介した、「戦争の世界史」などの著書の著者としてよく知られている。1917年生ま…

シンガポール通信-ウィリアム・H・マクニール、ジョン・R・マクニール「世界史」

以前にこのブログで、ウィリアム・H・マクニール著の「戦争の世界史」を紹介した。それまでの世界史に関する書物の大半は、世界史とは言いながらヨーロッパ・中国・アメリカなどの特定の国もしくは地域の歴史の記述が基本となっており、その意味では複数の地…

シンガポール通信-日産の自動運転機能は本当に便利だろうか?

自動運転をめざした技術開発をグーグルや世界の車メーカーが競って行っている。すでに、前方に障害物があることを検出した場合に自動的にブレーキをかける衝突防止機能は多くの車に取り入れられており、実用化段階に入っているといえよう。また渋滞時などに…

シンガポール通信-シャープが携帯ロボット発売:シャープよお前もか!

シャープがロボット型の携帯電話RoboHoN(ロボホン)を5月26日に発売すると発表した。価格は19万8000円で、このブログでも取り上げたソフトバンクのペッパーとほぼ同じ価格である。開発は、ロボットクリエーターとしてよく知られている高橋智隆氏と…

シンガポール通信-男子バトミントン桃田選手の勘違い:2

前回はロジェ・カイヨワによる遊びの分類を示した。そしてスポーツは、「体力もしくは知力によって勝ち負けを決める遊び」であり、これはカイヨワの分類学では「アゴーン」と呼ばれることを述べた。これに対し、ギャンブルは「運で勝ち負けを決める遊び」で…

シンガポール通信-男子バトミントン桃田選手の勘違い

男子バトミントンの日本の新旧のエースである桃田賢斗選手と田児賢一選手が、違法な裏カジノ店に常習的に出入りしていたことが判明して大きな話題になっている。特に桃田選手は世界ランキング2位まで登詰めたこともあり、今年のリオデジャネイロオリンピッ…

シンガポール通信-ペッパーはソフトバンクの事業として成り立つか2

ペッパーに関する記事を読んでいると、いくつかの疑問を感じる。その最も大きなものは前回も書いたように、果たしてコミュニケーションロボットとしてこれまで発表されたロボットとペッパーは何が違うのかということである。第二次ロボットブームではかなり…

シンガポール通信-ペッパーはソフトバンクの事業として成り立つか

ソフトバンクが人型ロボットが産業として成り立つと判断しているのではないかということを前回述べた。それは、ソフトバンクがペッパーと呼んでいるロボットの製造・販売を行っている手法が、まさにロボット事業を自社のビジネスの一つとして推進しようとし…