2014-04-01から1ヶ月間の記事一覧

シンガポール通信−スマートフォンのガラケーに対する優位性は何だろう

スマートフォンの出現により、全世界の人々の間で携帯電話を使ってメールを送受するという行為が一般化した事を述べた。そしてそれが、欧米を含めた全世界の人々の行為がアジア人的になりつつあるという、私の著書「アジア化する世界」における基本的な主張…

シンガポール通信−「アジア化する世界」が出版されました!−3

この本を出版してから知り合いなどからよく聞かれるのは「シンガポールに住んで居る事が『世界のアジア化』という考え方が生まれるのに貢献しましたか」という質問である。答えは「イエス」でもあり「ノー」でもある。前著「テクノロジーが変える、コミュニ…

シンガポール通信−「アジア化する世界」が出版されました!−2

会議の場やディナーの場など公的な場でもメールの送受という私的な行為を行う事は、公的な場と私的な場もしくは公的な行為と私的な行為を混在・混同している事になる。いわゆる「公私混同」といわれる行為である。日本人は公私混同を良く引き起こすとして、…

シンガポール通信−「アジア化する世界」が出版されました!

私にとっては2冊目の出版である「アジア化する世界」が、東京図書出版から出版された。既にアマゾンでも取り扱っている。興味のある方はぜひ買って読んでみてください。http://www.amazon.co.jp/アジア化する世界-ネットワークとメディアが世界をアジア化す…

シンガポール通信−引っ越し完了

4月はシンガポールで6年間住んだ大学の家族寮から出てシンガポール市内のコンドミニアム(シンガポール流に言うとコンド、人によってはコンドーと引き延ばして発音するため、コンドームを連想させて慣れるまでなかなか発音するのが恥ずかしい)に移ったた…

シンガポール通信−STAP細胞渦中の小保方氏の記者会見

4月初めから帰国していたが、今日再びシンガポールに戻る予定である。帰国中時々閑なときはテレビを見ていたが、やはり相変わらずSTAP細胞の件はマスコミの注目の的のようである。先週9日には小保方氏の記者会見が行われた。100人以上の記者や数十台の…

シンガポール通信−シンガポールの生活費は世界一

さてSTAP細胞の話が途中に入ったとはいえ、3月の後半にブログの更新を行うのに1週間ほど間が空いてしまった。その間に4月になり、今日は4月3日である。1週間ほどブログの更新に間が空いてしまったのには理由がある。その間にシンガポールでこれまで住…

シンガポール通信−理研の調査結果の報告を信用できますか?−4

前回、ネイチャー誌に掲載されたSTAP細胞作成成功に関する論文に複数の重大な誤りが見いだされそれに伴って、STAP細胞作成成功のニュースそのものも否定されかねない状況にある事を述べた。同時にこれはネイチャー誌という世界的にも有名な論文誌に載った論…

シンガポール通信−理研の調査結果の報告を信用できますか?−3

さて今回のSTAP細胞に関する大騒ぎに関し、いろいろと勝手なかつ批判的な意見を述べて来たけれども、実は今回の件は私たち研究分野に籍をおくものにとっては、極めて重大な問題を提起してくれている。それは極めて細分化し先鋭化した研究の成果を公平に評価…

シンガポール通信−理研の調査結果の報告を信用できますか?−2

さてもう一つはこのブログでも既に指摘したけれども、調査委員会の公平性の問題である。STAP細胞作製成功に関してネイチャーに掲載された論文は、多くの連名者がいるとはいえその多くは理研の研究者である。つまり今回のSTAP細胞に関するネイチャー論文は理…

シンガポール通信−理研の調査結果の報告を信用できますか?

現在シンガポールから帰国途中の機内で書いている。機内はシンガポールからの帰途の日本人観光客や日本へ観光旅行に向かうシンガポール人観光客で満員である。マレーシア航空機が理由不明の空路変更を行い南インド洋に墜落したと見られているが、その詳細は…