シンガポール通信−シンガポールF1

シンガポールF1が9月19日〜21日の間行われている。そのうち20日の予選を観戦して来た。シンガポールF1は2008年から行われており、世界唯一の夜間に行われるレースとしてよく知られている。F1の開催期間中はシンガポール観光もかねて日本からの観光客も大変多いと聞いている。

私はF1に関しては全くの素人であまり関心もないが一度は見ておこうという訳で、入場券を手に入れて観戦した。F1の観覧席は何カ所も設けてある。その中で最も高価なのはピット前の観覧席で、3日間で10万円以上する。そんな高価なチケットを買う気にもなれないので、独立記念日の式典が行われるマリーナベイフローティングの観覧席の二日目の予選のチケットを手に入れた。

正直な感想を書くと、たしかに大きな爆音と共に高速で走り抜けるF1カーの姿はそれなりに迫力はあるが、一カ所で見ている分にはレース全体の様子が分からないため、あまり面白さが伝わって来ない。もちろん観覧席の前に設けてある大型スクリーンではレース全体を放映しているが、離れているためその様子も上手く伝わって来ない。

野球などのスポーツ観戦と同じで、確かに現地に行って観戦した方が臨場感はあるが、それほどのファンでもない場合は、家でビールでも飲みながらテレビを見ていた方がいいというのが、素人の感想である。



会場へのゲートは何カ所もあるが、MRTのCity Hall近くのゲートから入ることにした。普段の土曜の夜に比較すると2倍以上の人出である。



MRTの駅にはレゴで作られたレーシングカー(F1ではない)が陳列してあり、多くの人がカメラのシャッターを切っていた。



ゲートへ向かう人達。



自由席を購入してサーキットのすぐ側で観戦するというのも一つの手である。もっともレース開始1時間前から立っている必要があるが。



フローティング(イベントなどが行われる浮き島)とサーキットを挟んで向かいにある観覧席に到着。背後の夜景を楽しむという意味ではこの場所がシンガポールF1の観覧席の中でも最高であろう。もっともサーキットから少し離れているという難点はあるが。



予選の始まる午後9時近くになると3万人は入るという観覧席もほぼ満席になる。



いよいよ予選が始まった。何台ものF1レーシングカーが高速で観覧席前を走り抜けて行く。さすがにエンジンの大音響を響かせ高速で走り向けて行くレーシングカーは迫力はあるが、写真に撮るのは大変である。人間の肉眼だと明瞭に見えるのに、デジカメでとるとこのような写真になってしまう。シャッタースピードが速くないデジカメの限界か。



もっと迫力を楽しむためにサーキット側に行ってみた。確かに迫力は増すが、カメラでレーシングカーを撮るのはより難しくなる。