シンガポール通信ー杭州でのワークショップ
今回の旅行の最初の目的は、杭州(Hangzhou)において長年の知り合いのProf. Zhigeng Panが主催する国際ワークショップに出席することである。Pan先生は杭州市内のZhejiang大学に長年在席した後、最近同じ杭州市内の杭州師範大学(Hangzhou Normal University)に移籍した。
Zhejiang大学は中国でNo.3といわれる有名大学である。特にCG(コンピュータグラフィクス)の研究で有名である。Pan先生はCG研究を先導して来た先生であるが、杭州師範大学でメディア関係の研究所が設立されその所長に好条件で招聘されたことから、杭州師範大学の方へ移ることを決意したようである。
杭州師範大学は名前の通り日本でいうと教育大学であり、学生の教育や教育者の育成が主たる目的の大学であるが、最近は研究の方にも力を入れ始めているようである。ちなみに大学が研究に力を入れるというのは中国政府の大きな方針のようで、巨大な予算が投じられるため、多くの大学がその方向にシフトしている。
もちろんそうすると人材が足りないということになる。今回のワークショップの合間に杭州師範大学の人事委員会の方々とのミーティングが設定されたが、どうも私の評価を行っているような様子も感じられた。
杭州は人口約600万人で、中国でも有数の大都市である。同時に風光明媚な西湖があることでも知られているが、残念ながら今回は時間の関係で西湖観光を行う時間はなかった。
杭州の空港の様子。日本でいうと地方空港になるが、大変規模の大きい空港である。
杭州師範大学の正門。このキャンパスを含め市内に5カ所のキャンパスを有しており、大変大きい大学である。
国際ワークショップ参加者による記念写真。最初に記念写真を撮るというのは中国では良く行われる習慣である。もちろん日本でもそのような習慣があったし、現在でも時々行われるが。