シンガポール通信ーマカオにて
広東州珠海市で行われた国際会議に続いてマカオのマカオ大学に招待されたため、マカオに移動した。移動日も含めて杭州に2日、珠海に2日、マカオには1日と大変詰め込んだスケジュールの訪問と滞在である。
マカオ大学に招待してくれたのは、CGの研究で有名なWu先生である。招待されたのは、韓国KAISTのYang先生、東大の河口先生、京大の土佐先生、そして私である。マカオ大学訪問は当初の予定には入っていなかったのであるが、急遽Wu先生が学生達に講演をしてほしいとのことで、土曜の午後に珠海からマカオへ移動、そして夕方にマカオ大学で講演という慌ただしさであった。
もちろん杭州、珠海、マカオとも招待されての訪問なので、交通費や宿泊費は先方持ちなのであるが、講演しながら中国の各地を移動しているようで、私たちの間でもなんだか地方を公演してまわっている地方巡業芸人のようだと冗談を言い合っていた。
珠海とマカオは隣り合った市であるが、マカオが香港と同様に中国領ではあるが特別行政区として扱われているため、 珠海とマカオへ移動する際には中国出国とマカオ入国の税関審査を受ける必要がある。これは現地の中国人も同様である。
ご存知のようにマカオはカジノで有名な街であり、土曜となるとカジノに行くために中国本土からマカオへ大量の人が移動する。そのため税関の通過には出国、入国とも1時間近くを要する。
珠海からマカオへの出国の通関処理のための行列。
出国の通関を済ませた後、今度はマカオへの入国のための通関処理を行う必要がある。入国審査場へ移動している人の列。
マカオ市内のビル。
韓国KAISTのYang先生がマカオ大学の学生相手に講演中の様子。土曜の午後4時頃から講演開始の予定であったが、税関通過に時間を要したため実際に4名の招待講演者が講演を開始したのは午後5時以降。土曜の午後にもかかわらずマカオ大のWu先生の学生を中心に約50名の学生が辛抱強く講演開始を待っていてくれた。
そして最後にいつものように記念撮影。左から私たちを招待してくれたマカオ大のWu先生、そこから右へ、東大河口先生、韓国KAISTのYang先生、京大土佐先生、そして私。