シンガポール通信ーチャンギ空港ターミナルにて

今日から一週間中国に出張である。いくつかの大学や会議などに招待されているためである。このところ日本との往復が多かったので、日本以外の国への出張は久しぶりである。

久しぶりと言えば、日本への出張はシンガポール航空を使っていたので、ほとんどがチャンギ空港の第3ターミナルを使っていた。今回は久しぶりに第一ターミナルを使うことになった。

チャンギ空港と言えば旅行者の評判の良い空港であるが、正直言って近代的な第3ターミナル以外はそろそろ古くさくなりつつあるというのが私の感想であった。天井が低いし照明も暗いので少々陰気くさい。これでなぜ旅行客から評判良いのかと思わせるような雰囲気であった。

しかし今度言行ってみると第一ターミナルは改装が進み、かなり前に比較すると近代化されたターミナルという印象を受けるようになっている。第一天井が高くなっている。特に税関を抜けた後のロビー付近が天井が高くなっており、広々として開放感がある。またターミナルの二階に滑走路を眺められる見学エリアが設けられ、それがゆったりとした空間設計になっている。

これらのことがあいまってターミナル全体として改装の効果が大きく出ている。残念ながら、発着のゲート当たりはまだ天井が低い以前のままであり、しかも照明が少し暗く設定してあるため、以前同様少し暗い感じがある。この辺りは改良してほしいところである。


カウンターが集まっているエリアを眺めたところ。以前より明るい雰囲気である。



ターミナル2階の見学エリア。広々としている。



ターミナル2階のトンカツレストラン「さぼてん」。まあまあの味である。



税関を抜けたロビー当たりの風景。ここも改装されて天井が高くなっている。



発着ゲート付近は以前と変わらない。



新設された発着ゲートの様子。広々としており天井も高く近代的な雰囲気。