シンガポール通信ーCUTEセンターワークショップ

IDMIの中にあるCUTEという名称の研究センターのワークショップを行ったのでその報告。

CUTEはConnective Ubiquitous Technology for Embodimentの略で、なんだか小難しい名前であるが、これはどちらかというとCUTEという略称が先にあって、それに無理に会わせるための正式名称と考えてもらえれば良い。

このセンターは、慶応義塾大学大学院のメディアデザイン研究科(学科長は稲蔭先生)との共同研究を行うために設立された研究センターである。メディアの観点から将来のライフスタイル、特に家族間の新しいライフスタイルのための技術の研究や具体的なメディアを創りだすことが、CUTEセンターにおける共同研究の目的である。

CUTEと言う名前からもわかるように、その際のキーワードをキュート(かわいい)におくこととしている。いわゆるジャパンクールと呼ばれているように、日本発のキャラクタ・アニメ・漫画などが世界の特に若者に受け入れられているが、その1つのキーワードがキュートである。

したがって、CUTEセンターでは将来のメディアにキュートさを持たせ、それが家族間のコミュニケーションを中心としたライフスタイルに役立つようにすることを狙っているといってもいいだろう。ワークショップは、CUTEセンターの研究員相互の情報交流や親睦、そして全体としての目標に対する意識を共有することを目ざして行ったものである。


共同研究先の慶応メディアデザイン研究科学科長の稲蔭先生の挨拶と説明。



グループに分かれて与えられた課題(例えば今後の研究課題など)に対する討論を行っているところ。



別のグループの討論状況。



グループの討論結果の報告。



昼食。あまり写真写りが良くないが、実際にはシンガポールセントーサ島のリゾートホテルでワークショップを行ったので、昼食も結構豪華であった。



午後のワークショップの様子。共同作業を効率よく行うための1つのレッスンとして、乾燥スパゲティを使ってどの程度の高さのタワーが造れるかをグループで競う試み。



優勝したチーム。必ずしも優秀な研究者が集まっているチームが優勝する訳ではないことが面白い。