シンガポール通信-ロンドンでの展示

一時帰国からロンドンへ戻り、そして慌ただしく次の展示先のニューヨークに移動した。これからニューヨークでの展示の準備を始めるけれども、まずは現在も継続しているロンドンでの展示のことを報告しておきたい。

ロンドンでの土佐尚子のアート作品の展示は旧ロンドン市庁舎であるロンドンカウンティホール(LCH)で行っている。ひょんなことからLCHのオーナーの方(日本人)と知り合いになり、そのオーナーが土佐の作品を気に入ってくれてLCHの中のスペースを展示場に模様替えして展示を行おうということになった。

アートギャラリーを使うのではなくて普通のビルにアート展示場を設けると知名度もないのでなかなかアート好きのお客に来てもらうまでに時間がかかる。当面は招待客を対象としたアート展示を行い、徐々に知名度を上げていくという作戦をとることとしている。


ロンドンカウンティホールのテームズ側に面した正面入り口。



テームズ川を挟んで向かい側には有名なビッグベンがある。



ロンドンカウンティホールのテームズ川沿いには観覧車(ロンドンアイ)や水族館などがあり、観光名所になっており平日でも多くの人が訪れる。



ロンドン名物のロンドンアイと呼ばれる巨大な観覧車。



ロンドンアイから見下ろしたビッグベン。



ロンドンカウンティホールのオーナーからアート展示場として提供していただいたスペース。約500平米の大きなスペースであるが殺風景で、どうアート展示場に変えていくかを議論しているところ。



スペースの一隅に大きなスクリーンを三面設置してそこに土佐のビデオアートを展示することとなった。設置作業がはじまったところ。



出来上がったビデオアート展示。200インチの大型スクリーンを使っているため、観客は映像に包まれた雰囲気を味わうことができる。



残りのスペースは土佐のフォトアートを展示することとした。大きなスペースをゆったりと使ってアート作品を展示している。



反対側の壁面には京都建仁寺に奉納した「雲の上の山水」と名付けた雲の写真から作らてた山水が的な作品を展示してある。