シンガポール通信ー西湖観光

そういえば先々週中国杭州を訪問した際に西湖観光をしたが、その紹介を忘れていた。



柳の木の合間から西湖を望む。2011年に世界遺産に登録されている。



西湖は広大な湖である。向こう岸が見えない。もっとも、最近の中国はスモッグが話題になっており、残念ながら杭州ももやのようなスモッグがかかっていることもあるのかもしれない。



西湖観光のための観光船。



湖畔でダンスをしている女性たち。最初は太極をしているのかと思っていたが、音楽が西洋音楽なのでダンスをしているとわかる。とはいえ太極の盛んな国であり、なんとなく太極っぽい動きである。



西湖の西側にある銭王祠。一見寺院のようであるが、銭王という王をまつってある建物である。



これは建物の中にある銭王の像。銭王は中国の唐の滅亡から北宋の成立までの間に黄河流域を統治した5つの王朝(五代)とその他の地方政権(十国)が興亡した時代の杭州を中心とした呉越国の創始者である。(呉越国は春秋時代の呉、越とは関係ない。私も最初は誤解していた。)中国では有名な人物が神として祀られる事があるが、これもその一例。



銭王祠の中で見かけた図。銭王が銭塘江の逆流を弓を射る事によっておさめたという逸話があり、これはそれをデザイン化したもの。



これは近くにある雷峰塔。オリジナルの塔は呉越の時代に建設されたものである。階段の隣にはエスカレーターがあり、楽に上る事も可能。



これがオリジナルの雷峰塔。1924年に崩壊し、崩壊した部分を中に含む形で2002年に復元された。



新しい雷峰塔の内部には、かってのオリジナルの雷峰塔の残骸が展示されている。



雷峰塔の上から見た西湖。左側が北にあたる。北に見えるのが蘇堤。



雷峰塔の近くにある中国美術学院。アート系の大学である。当日はこの大学の先生に案内してもらい、大学内部も見学させてもらう予定であったが、観光に時間を取られてしまい、残念ながら大学内部の見学は次回という事になった。