シンガポール通信—クアラランプール訪問

先週の週末の一日を利用して日帰りでクアラランプールを訪れた。クアラランプールはシンガポールの隣国マレーシアの首都。シンガポールからは飛行機で1時間以内の近距離である。最近シンガポール・クアラランプール間の高速鉄道を施設するというプロジェクトに両国の政府が合意したという事は記憶に新しい。

なぜわざわざ日帰りでクアラランプールを訪れるかに関してはいくつか理由がある。一つはマレーシア工科大学始めマレーシアの大学との関係が深くなりつつあるので、今後クアラランプールを訪れる機会が増えるだろうということがある。また私のパートナーの土佐尚子のアート作品を今後クアラランプールなどで展示する機会があるだろうと予想される事がある。そのため、まず事前にクアラランプールを訪問しておいて、土地勘のようなものをある程度養っておいた方がいいだろうと思ったからである。

飛行機で1時間という短距離の旅行とはいえシンガポールチャンギ空港に飛行機の出発時間の2時間前に到着する必要があり、またクアラランプール到着後は通関、空港から市内への電車の時間などを含めると市内へは1時間以上はかかるので、結局片道4時間以上の旅行となる。そのためクアラランプール滞在時間はそれほどとれなかったが、ある程度クアラランプール市内の交通機関に対するカンなどは養われたかと思う。



チャンギ空港に設置されているアートオブジェ。最近シンガポールでは政府がアートの普及に力を入れている事もあり、市内のあちこちでパブリックアートを見かける事が増えて来た。



クアラランプール空港の到着ロビー。ターミナルビルの面積では世界最大級の規模を持つ空港との事。広々としており、人で混雑していないのは好感が持てる。



空港からクアラランプール市内へ向かう高速列車の駅。トランジットの客が多いせいか、市内へ向かう客の数はあまり多くない。日本と同様に駅員が何人か立っており、電車の到着の度に客を誘導しているのはいかにもアジア的。



これは空港と市内を結ぶ高速鉄道の車内。香港の空港と市内を結ぶ電車とよく似た雰囲気である。



クアラランプールの中央駅(セントラル)。人であふれ返っておりいかにもアジアの駅だという雰囲気がある。これは駅の中で見かけた新婚の二人。マレーシアはなかなか美人の多い国である。



観光客が最初に訪れるのはなんといってもペトロナスツインタワー。1998年に完成し、2003年までは世界最高層ビルであった。



ペトロナスツインタワーの低層階は巨大なショッピングセンターになっている。これは内部から吹き抜け空間を見た所。



これはツインタワーの向かい側の公園。高層ビル群をバックにした緑の木々と池の組み合わせはなかなか美しい。