シンガポール通信ー長春へ2

シンガポールから長春へはダイレクト便はないので、どこかで乗り継ぐ必要がある。今回はエアチャイナを使い北京経由で長春へ行く事とした。

エアチャイナ(中国国際航空)は中国最大の航空会社で、日本では日航のような位置づけにある会社と見ていいだろう。いわば中国を代表する航空会社である。しかしながら、日本での評判はあまり良くない。特にサービス面で、日本のビジネスマンからは低く評価されているようである。

しかし航空券の価格は安い。シンガポールから北京経由で長春までの往復の航空券が、エアチャイナのウエブ経由で正式に購入して、日本円で4万ちょっとである。シンガポール航空なら北京往復でも倍もしくはそれ以上とられるだろう。エアチャイナは格安航空会社(LCC)ではないが、LCCなみの価格と言っていいだろう。

サービスは確かにあまりよくない。言ってしまえばアテンダントの態度が愛想が無いのである。シンガポール航空や日本の航空会社であれば、アテンダントはつねに乗客に微笑みかけてくるような態度で接しており、大変心地はいい。それに比較するとビジネスライクで、悪く言うとつっけんどんである。日本の航空会社のアテンダントのサービスになれている日本の乗客からすると、確かにあまりいい気持ちはしないだろう。

しかし飛行中のサービスの内容そのものは飲み物や食事のサービスなどは通常の航空会社とほぼ同じである。食事の質も特にいいという訳ではないが許せる範囲ではある。5、6時間の飛行であればこのサービスで十分と私には思える。もっともエンタテインメントとして供される映画の種類が少ないので、長時間の飛行だと暇を持て余すかもしれない。



北京空港はとにかく巨大である。これは国内線用ターミナルの内部。



長春へ向かう飛行機のゲート付近。国際線のゲート並みに広々としている。



こちらは到着した長春空港のロビー。いかにも地方空港という風情である。