シンガポール通信ーソウルにて

ソウルは、ATR時代からの知り合いである漢陽大学(ハンヤン大学)のパク先生に招待されたものである。一緒に土佐さんも招待された。先週金曜夜に到着し、土曜1日の滞在で日曜朝には日本に向けて発つという慌ただしいスケジュールであった。土曜午前は私がハンヤン大学の学生に講演し、午後はハンヤン大学の芸術学部が主催するダンスに関する国際会議に出席し、土佐さんが今年春から夏にかけて行われたヨンス万博で展示されたビデオ映像に関する発表を行った。



ハンヤン大学で学生を対象とした講演をしているところ。



土曜午前にも関わらず熱心な学生が講演を聴講してくれた。



午後はダンスに関する国際会議に出席した。これは会議の開始のパフォーマンスとして韓国の伝統的な舞踊を披露している所。浪人の身である武士が捲土重来を誓っている踊りだとの事。



これは土佐さんがヨンス万博で展示したビデオ映像を紹介している所。アジアの文化の融合を表現するため、アジア文化に共通する四神(青龍、朱雀、白虎、玄武)が争いかつ融合する映像になっている。韓国と日本の文化は、似通っている所もあるが細部で異なっている部分もあり、四神の映像表現に関しては当初日本的な表現にしていたが、万博委員会の依頼でより韓国的な表現に変えるなどを行った。



国際会議の参加者達。基本的には韓国の大学からの参加者が多かった。



国際会議の最後に発表者による記念撮影。写真を撮るという習慣はいまでは万国共通になったが、このような正式な形での記念撮影というのはいかにもアジア文化である。