シンガポール通信ーマレーシア・クチンへの旅

今日から一週間、マレーシア・韓国・日本と出張が続く。たまたま、招待されている国際会議・ワークショップなどが続くためであるが、22日はマレーシア・クチンの国際会議、24日は韓国・ソウルのワークショップ、27日は日本・京都でのセミナーで講演する事になっている。マレーシアはシンガポールとほぼ同じ緯度であり天候も似ているので軽装で大丈夫だけれども、韓国・日本はもう冬に入りかけていると思われる。特に韓国・ソウルは寒いと予想されるので、結局夏の服装と冬の服装の両方を用意した旅になった。

マレーシア・クチンでの国際会議は、日本の画像電子学会が主催する学会で、NTT時代の同僚で現在東京電機大の教授をしている高橋時一郎氏が招待してくれた。私はシンガポールに移るまで画像電子学会の会員であり、一時期は学会の理事も務めていた。今回は古い知り合いの先生方にお会いできるのではと楽しみにしている。

クチンはマレーシアのボルネオ側に位置しており、サラワク州の首都で人口は約60万人。町の中心部を流れるサラワク側の北岸と南岸に広がる街である。マレーシアの一部となるまでは約200年の間サラワク王国の首都でもあった。
古くからのサラワク王国の首都だったという事で、歴史を感じさせるとともに古いアジアの雰囲気を残し、かつ緑の多い美しい街である。



シンガポールからクチンまではマレーシア航空が結んでいる。これはマレーシア航空のカウンターがあるがチャンギ空港の第2ターミナル。



通関後の第2ターミナルの様子。



到着したクチン空港の荷物受け取り場の様子。



クチン空港のロビー。こじんまりとしているが清潔で美しい空港である。



ホテルから見たサラワク川と市街地の様子。左側が川の南側に当たり、右側が川の北側に当たる。川の南側と北側はほぼ独立しており市長も2人いるとの事である。



同じくホテルからみたサラワク川と対岸(北側)。左側の建物は、サラワク州の州議会の建物である。



サラワク州州議会の建物の近景。サラワク王国の伝統的な建築様式を生かしたデザインにしてあるとの事である。