シンガポール通信ー中部国際空港「セントレア」

今回の帰国にあたっては、中部国際空港、通称セントレアを利用した。通常は関西国際空港を利用しているが、関空・シンガポール間の直行便は現在シンガポール航空が１日１便（日によっては２便）運行しているだけなので、便によっては満席に近かったり席が取れなかったりする。それに対してセントレア・シンガポール間の直行便も１日１便なので、こちらの方が航空券を取りやすいわけである。

その事は前から知っていたが、関西に住んでいるとどうしても関空は大阪なので同じ近畿圏、それに対してセントレアは名古屋なので中部圏と考えてしまう。そのため、関空・京都間の方がセントレア・京都に比較して近い気がして、名古屋にすると空港についてから京都までの時間がかかりそうな気がして敬遠していた。

今回はたまたまシンガポール・関空便がとれなかったので、シンガポール・セントレア便にしたわけである。ところがセントレアから京都までの交通を調べてみると、関空から京都までと時間的にはほぼ同じかむしろ早いことがわかった。関空から京都までは「はるか」を使ってもほぼ１時間半近くかかる。通勤時間帯にかかると他の電車との関係でさらに時間がかかって２時間近くかかることがある。

ところがセントレアからだと、名古屋まで名鉄の特急を使うと３０分程度、名古屋から京都までは新幹線を使うと約３０分程度なので名古屋での乗り換えの時間を考えても、セントレアから京都までの方が少し早く着くのである。

問題は新幹線を使うため運賃が高くなる事である。関空から京都までは「はるか」の自由席で約３０００円。それに対しセントレアからだと名鉄の特急が１２００円、新幹線が約５０００円であるから、倍以上かかることになる。少々値段は張ってもすいているセントレア便にするかどうかの判断ということになる。

名鉄のターミナルから空港への通路。