シンガポール通信ーアートステージ・シンガポール

アートステージ・シンガポール(長いので以下ASSと省略する)が今週の1月11日から15日までシンガポールのマリーナ・ベイ・サンズにおいて開催される。

ASSは2011年から始まったアートフェアである。アートに関するイベントというとまず頭に浮かぶのはアート展示会である。アートに関するイベントとしては、展示会の他にオークション会社サザビーズなどによって開催されるオークションなどもある。

アートフェアというのは、世界中の代表的なギャラリーが自分のギャラリーで扱っているアート作品を展示すると共に、即売会もかねている。比較的新しいタイプのアートイベントと言っていいだろう。

昨年のASSも少し見学してみて、こんなアートイベントが存在するのだと感心してものであるが、今回は私のパートナーの土佐さんが作品を展示する事となった。

きっかけは土佐さんが9月にシンガポールのジャパン・クリエイティブセンターで個展を行った際に、シンガポールikkanギャラリーを経営されている眞田一貫さんが会場に来られて、懇談している間に、 土佐さんの作品をikkanギャラリーからASSに出展するという話になったわけである。

私は単なるお手伝いだけれども、作品のセットアップのために会場を訪れた。昨年と同様マリーナ・ベイ・サンズのコンベンションセンターを使って行われる。コンベンションセンターはカジノやショッピングセンターが入っている巨大な建物の中にあり、入り口がカジノの入り口に近い事から、カジノの客などを呼び込む事も狙っているようである。



作品の梱包を解く作業。梱包を解き基本的なセッティングを行うところまで専門の業者が行う。



作品の1つの設置の準備が進みつつあるところ。「無」という漢字をアクリルで水滴のような感じに作り、神社で使われる神様に捧げる食べ物を載せるお盆に載せたもの。



これはもう1つの作品の梱包を解きセッティングを行っているところ。右側背を向けてセッティングをチェックしているのが眞田一貫さん。



もう1つの作品もセッティングがほぼ終わった状態。山水画をガラス板に彫り込み壁面に投射する作品。