シンガポール通信ーシンガポールの元旦

あけましておめでとうございます。

といっても、シンガポールは元旦だからといって特に行事があるわけではない。単なる休日である。今年は日曜と休日が重なったため明日月曜も休みであるが、いってみれば単なる三連休である。皆さん普段の週末よりはゆっくりと休んでいるとは思われるが、特に特別の行事があるわけではない。

昨日12月31日の夜は年納めの行事という事で、マリーナベイでは花火やカウントダウンおよびそれに関連したいろいろのイベントが終夜行われ、大変な人出であったようである。もっともこれは、あくまで年が変わるという事を祝う行事であり、元旦のシンガポールは全く普通の日常に戻っている。

もっともテレビを見ると、世界各地の年越しのイベントの様子を放映しているが、いずこも花火やカウントダウンを行っており、似たりよったりである。ということは、年越しを花火やカウントダウンで祝い元旦は日常に戻るというのは世界共通の過ごし方なのかもしれない。

年越しは除夜の鐘などで静かに過ごし、正月三が日に新年のお祝いをするというのは日本独特の新年の過ごし方なのかもしれない。もちろん中国の新年の祝い方は日本と似ているけれども、中国の新年は旧暦の新年なので、1月1日やその周辺の祝い方に関してはどうも日本の祝い方が独特なのではないだろうか。


NUSの教員用の新しいマンション(シンガポール流に言うとコンドー)。細い柱と壁を中心とした何とも危なっかしい作りなのだが、もう24階に達してしまった。



マンションの工事やそれに関わる工事は1月1日も行われている。これは工事に携わっている作業員。



こちらはNUSのメインキャンパスから見たUniversity Townと呼ばれる新しいキャンパス。主として新しく設立された教養学科が使用する。



NUSから見た港のクレーン群。立っているのは稼働していないクレーン。稼働していないものも多いが同時に稼働しているクレーンも多い。ということは1月1日から船への荷物の積み降ろしをしているということである。



ついでにNUSの私の研究所(IDMI)の日本人達と昨年末に行った忘年会の写真。一部外部の人たちも交じっているが、いつの間にか日本人の研究者が増えている。