シンガポール通信ーシンガポールあれこれ

「7月30日TBSの長寿番組「世界ふしぎ発見」はシンガポール特集だった。そこで、ご質問をあれこれ。」以前に頂いたこのコメントにまだ回答していない事に気付いた。今日はシンガポールは休日で、やっと自由な時間が見いだせたので、この質問にお答えしたい。

「1、大型観覧車の完成後「風水」の理由で回転の方向を変えた⇒金運に繋がる。「風水」に関して華僑人は拘りが日常ありますか?」
シンガポールの観覧車(なぜかフライヤーと呼ばれている)は世界最大の観覧車と銘打っているが現在でも世界最大かどうかは不明。私自身はまだ乗っていない。カプセルの定員が28人もあり、友達や家族で楽しむという感覚が乏しいのではと思っている。それよりも興味深いのは風水を気にする事。シンガポールは表面は欧米的であるが、人々の多くは中国系であり、十二支、風水などの日本でもなじみの深い中国的伝統がまだ根付いている。むしろ日本以上かもしれない。風水という伝統は日本では忘れられつつあるが、シンガポールではまだ健在である。風水の理由で回転方向を変えたというのは(私は知らなかったけれども)さもありなんというところである。


シンガポールのフライヤー。


「2、SPドルは、8角形をしているが⇒8は縁起が良いこれは、中国人の特長の一つですね。国内でも8に関して何かありますか。」
そういわれると八角形の建物などが目につく。特に有名なのはオーチャード通りにあるマリオットホテルだろう。しかしこれは別にシンガポールに限った事ではないのではないか。日本でも昔から八は末広がりで縁起のいい数である。建物では法隆寺の夢殿が八角形の建物として有名である。ヨーロッパでも八角形の建物は多いと聞いている。


マリオットホテル。


「3、1000SPドルは、世界一高額紙幣で邦金で67万円。このドルお持ちですか?見た事ありますか?」
1万シンガポールドル札というのは話には聞いた事はあるがまだ見た事はない。というよりも存在はしているが現実には流通しているとは言えないと思われる。これに対して千ドル札は通常はあまりお目にかからないがカジノなどでは結構流通しているという話を聞いた事がある。


幻の1万シンガポールドル札。


4、マリーナベイサンズは、今も脚光を浴びていますがプールは、宿泊者のみしか泳げないとか。泳いだ経験ありますか?
マリーナベイサンズの屋上は誰でも上がる事ができるが、入場料を取られる。そしてプールのある一角は宿泊者のみ入場可能である。今年の3月に開催した国際会議の指名ホテルにするためにホテルを視察させてもらったので、特別に宿泊客と同様のプールの側まで入場させてもらった事がある。(結局宿泊料が高いので国際会議の指名ホテルにするという話はなくなってしまったが。)


マリーナベイサンズの屋上のプール。プールの端がホテルのビルの端のような感覚を与えるように設計してある。



横から見たところ。


(続く)