シンガポール通信ー研究所の改装

私が所長として勤務している研究所(Interactive and Digital Media Institute: IDMI)の改装を行っているので、その紹介をしておこう。

以前にもこのブログで書いたが、私の研究所はI3もしくはI-Cubeと呼んでいるビルの2階にある。このビルは建築以来20年は経っている結構古いビルであるが、大改装して新装開店したわけである。


I-Cube Buildingの入り口。


今回の改装は慶応大学のメディアデザイン学科と共同研究しているIDMI内のCUTEと呼ばれる研究センターが人数が増え手狭になったので、2階の空いている場所に移すとともに、その跡地にIDMIと兄弟関係にある別の研究所を入れようという訳である。

I-Cubeを改装して移って来てからまだ1年程度しか経っていないので、また改装するというのは金がかかるだけではないかと思ってしまうが、シンガポールの良いところは(悪いところでもあるが)そんな事にはおかまいなしに、改装工事を始めてしまう事である。

そういう目で見ると、NUSの内部では新しいビルを立てる工事と並行して既存のビルの改装工事を常に数カ所で行っている。まあシンガポール全体がそのような雰囲気なので、大学も同じような進め方をするのだろう。


かってのCUTEセンター。



新しいCUTEセンター。机間の間仕切りも取り、よりオープンな雰囲気。



かってCUTEセンターがあった場所は改装工事中。



研究所の入り口のロビー(改築前)。



改築した入り口ロビー。少し研究所らしくなって来た。